その地域の風土の中で育まれ
自然環境と調和を保ち
景観を美しく形づくってきた民家。
こうした民家に仕様された
百余年の古材を活かし
そこで生活した家族の歴史の記憶とともに
磨き上げげられた職人が精魂込め造り上げ
今日に美しく蘇らせる
…それが民家再生。
古来より受け継がれた
木造木組みの良さを現代に生かす民家再生は
職人の感性と技術の高さが要求されます。
吹き抜け空間、梁組み、塗り壁など
その落ち着きと風格は
言い知れぬ安らぎ
歴史に刻まれた古材のあたたかみが
漂っています。
渡辺建設の「一棟一作主義」をご堪能ください。
豊北町阿川の地。毛利公に仕えた大工として、
大工一筋の歴史は数えて創業約二百五十年。
数々の伝統的日本建築弊社実績のなか、
天保年間、長府毛利藩に仕え、
勝山城(別名勝山御殿)建設完成迄の八年間(1858~1866年)重責棟梁として功績を果たす。
万延元年(1860年) 、大工継承の家柄と功労に対して、毛利藩より「渡邉」姓の名字帯刀を許され、毛利「丸三つ星に一文字」の家紋を拝戴。
三代目阿部浅蔵は、
明治24年「室津大火」の際、我宅の焼失をかえりみず室津八幡宮消火活動に奮闘。
後、益を度外視した再建に努め、
功績を讃えられ「阿部翁頌徳碑」が神殿脇に建立される。
明治維新による廃藩置県の際、解体、移築、再生にも多くの実績を残す。